民間療法
民間療法(みんかんりょうほう)とは、古くから民間で見出され伝承されてきた方法によって行う治療法のことである
民間療法は、主に経験則に基づいた医療(もしくは医療の類似行為)である。
伝染病や負傷などの各種疾病や特定の症状や負傷に対応したものもあれば、慢性疾患や更年期障害に対するものも存在している。
治療効果の程はまちまちである。よく効くものもある。あまり効かないものもある。反対に健康被害を招くものもある。
実際に調べてみると、既存の医薬品と比較しても遜色の無い優れた薬理効果のある薬草を使っているものもあるため、一概には否定できない。
さまざまな医療的活動のうち、社会的に公認された正統医学(一定の資格を与えられた専門家によって行われる)以外の医療活動のすべてを含むものといってよい。しかし、両者の内容に一般的で明確な境界線を引くことはむずかしい。
公認された医学の代表は科学的医学あるいは生物医学とよばれる現代医学であるが、歴史的に長い経験のうえに築き上げられた中国医学(漢方)、インド医学(アーユルベーダ)などの「伝統医学」も、国によっては公認されている。
カイロプラクティック(脊柱矯正療法)などの比較的に新しい療法もアメリカでは一定の公認の地位を与えられている。また、アフリカのいくつかの国では、呪術(じゅじゅつ)的治療を行う呪医が現代医学の病院で治療活動を行うことを公認している。そのため、社会的認知という側面から民間療法に一般的基準を設定することは非常にむずかしい。
「風邪は万病のもと」あるいは「風邪は百病のもと」。これは黄帝内経素問(B.C.206?7成立の中国古典医書)の出典と言われている。過労やストレス、不節制が続くと風邪がきっかけとなって体調を崩すもとになる。
薬局や医療機関を訪れる急性の病気の中でも風邪はかなりの数を占めている。医療機関へ行く前に、薬を服む前に、何か対策がないのか?うまくいけばそのまま治ってしまう事も多い。
容易に医師に診せられなかったり、薬もなかった時代、身近にある物で対策を講じた経験的遺産が民間療法である。おびただしい数の療法の中で風邪の民間療法は群を抜いている。それだけに決定的なものがないとも言える。